今回は売上代金の回収状況がわかる売上債権回転月数という指標をご紹介します。

商品を販売すると現金売上でない限り、売掛金や受取手形といった売上債権が発生します。
この発生した売上債権が何ヵ月で回収されているかを表す指標が売上債権回転月数になります。

売上債権回転月数が長いということは売り上げてから売上債権を回収するまでの期間が長いということになります。
自社の売上債権回転月数が過去と比較して長期化している場合は回収が滞っている売上債権があるかもしれませんので注意が必要です。

 

売上債権回転月数の計算方法

決算書の貸借対照表から売掛金・受取手形といった売上債権の金額を抽出し、損益計算書から売上高を抽出します。
売上債権の金額を1ヵ月あたりの売上高で割ることで求めます。

 

計算例

・貸借対照表
売掛金500、受取手形300、売上債権合計800

・損益計算書
売上高4,800
→1ヵ月当たりの売上高400(4,800÷12月)

・売上債権回転月数
800(売上債権)÷400(1ヵ月当たりの売上高)=2ヵ月(売上債権回転月数)
※売上債権の回収に2ヵ月間必要ということがわかります。

 

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