会社の経費にするには毎回手書きの領収書をもらう必要がありますか?
とご質問を頂くことがよくあります。
レシートの領収書の違い
レシートと領収書の最大の違いは領収書には支払者の名前が記載されていますが、レシートには支払者の名前が記載されていないことです。
例えば税務調査があった際に根拠となる資料が全てレシートだと調査官としては疑念の対象になります。
それは本当にその人が支払ったのかどうかがわからないからです。
例えばどこかから拾ったレシートもしれませんし、知り合いからもらったのかもしれません。
その点、領収者は支払者の名前がしっかりと記載されているのでそのような疑惑を抱かれる心配はありません。
ただし、細々とした数百円の商品についてまで全て領収書をもらう必要はありません。
高額商品について領収書をもらっていれば実務上は問題ないと言えます。
レシートや領収書がもらえない取引
レシートや領収書が取引の性質上、どうしてももらえないことがあります。
具体例としては香典や冠婚葬祭のご祝儀等です。
会社の事業に関連する支出であれば経費に出来ますので、このような場合は出金伝票に「支払日」「支払先」「内容」「金額」を記載した上で、経費に計上しましょう。
【参考条文等】
・消費税法第30条7項
・消費税法施行令第49条
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