会社の設立1期目で税理士がいない場合だと、初めての決算でいつまでに何をやればいいかまったくわからないのが普通だと思います。

申告書の提出期限と税金の納付期限

まず、会社の決算申告書の提出時期ですが原則として決算日から2ヶ月以内に提出する必要があります。

例えば3月31日の決算であれば5月31日までに提出する必要があります。

なお、税金の納付期限も同じく決算日から2ヶ月以内となっています。

 

税理士への依頼は必要か

会計ソフトへの仕訳の入力は今は便利なソフトも多数あり、あまり知識がない方でもご自身で調べながら対応することは可能だと思います。

ただし、会計ソフトへ入力した仕訳をもとに作成する決算申告書は別です。
個人の確定申告書を作成するのと異なり、法人の決算申告書は提出する書類が多く、専門的な知識がないと難しいので税理士に依頼することがほとんどです。

税理士に依頼するタイミングは

どのタイミングで税理士に依頼をするかというとこですが、これは税理士にどこまでを求めるかによって違ってきます。

単純に決算申告書の作成と提出をお願いしたいということであれば、仕訳の入力が完了している方であれば、決算申告書の提出期限の1ヶ月前までに依頼ををすれば十分作業としては間に合います。

仕訳の入力から全て依頼したい方は税理士側でも時間がかかりますので決算申告書の提出期限の2ヶ月前には依頼をしておいたほうが良いかと思います。


しかし、利益が出ているので節税をしたいということであれば決算日より出来る限り前に依頼することをお勧めします。
なぜなら節税の対策というのは決算日を超えると使用できない対策がほとんどだからです。

当事務所にも決算日を過ぎてからご依頼を頂くケースがよくありますが、もっと前にご依頼を頂ければ税金を安くできたのにと歯がゆく思うことが多々あります。

 

いかがでしたでしょうか。

初めての決算だと不安なことが多いと思います。
出来る限り早めに決算のやるべき作業を洗い出し、不安を解消し本業へ注力できるようにしましょう。

 

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